とても古いバイキング22ですが、航行には最新(?)OA機器を積もうと計画しました。
それにはまずパソコンが必要。
秋葉原をのぞいていましたら、手ごろのものがありました。TOSHIBA DynaBookの4030X、じゃんぱらでなんと8,000円。スペックもモバイルPentiuumⅡ366Mhzメモリ64Mhzハードディスク6.4GBと十分です。決めた!と即購入、家に持ち帰り、早速OSにWindows2000をインストールしました。
ヨットの上で使うとなるとDC12V→AC100Vにしてそこから付属のACアダプタを使うことになります。ロスも多く合理的ではありません。ACアダプタのスペックは15V3Aとなっています。ダメもとでバッテリー直付けしてみることとしました。見事起動!そこでヨットのシガーライターソケットから電源を取ることとしました。すべてのノートパソコンでこの方法が取れるのではなく、むしろめずらしいことです。そういう面でもこのDynaBookは当たりました。
さて、ヨットのOA計画としては
1. 海図
2. 気象予報
3. インターネット
が考えられます。
海図については、以前ヨット白南風の天沼さんからいただいた世界中の海図を網羅している「Cマップ」をインストールすることにしました。天沼さんはこのCマップも利用しながら世界を巡ってきた方です。このCマップと手持ちのハンディーGPSのGarmin社etrex英語版と接続してナビゲーションシステムを構築することにしました。etrexのInterfaceの
I/O Format を「NMEA OUT」に設定し、RS232Cケーブルで接続します。Etrex付属のRS232Cコードは約1m50cmと短いので延長ケーブルを用意しました。
コンピュータとGPSが旨く連携するかどうか心配でしたが、GPSが衛星を捉えるやいなやバッチリ自己位置を検出し、移動するとチャートの上に軌跡もとれます。「これで世界の海は僕のもの!」と言ったら、相棒の牧野氏曰く「どうせこの近辺、遠くて大島あたりのセーリングに必要?」。私「う、うーん・・今はね、そのうちこれで沖縄まで行くんだ!」と新たな目標ができたのでありました。
天気予報については、気象FAXがあれば一番いい。でもこれがお高い。さらにスペースも取る。そこでアマチュア無線受信機で受信してパソコンでFAX画面を取り入れようと思います。このソフトは2つあります。一つはJG1HYH氏のWIN FAX
Ver1.1、もう一つはHorishima氏のSoundAnaです。SoundAnaは使いやすそうですが、私のシステムではなぜか受信モードにするとハングしてしまいます。メモリーが少ないのかと考えており、後ほどメモリー増設して試してみたいと思います。Win FAXはシンプルで軽く起動します。現在3.6225Mhz、7.305Mhz、13.597Mhzで放送がされています。ノイズを拾うと綺麗な画像になりません。もう少しチューニングしてみます。
インターネットは、携帯電話で行います。そのため、携帯電話とパソコンのUSBを結ぶケーブルを購入しました。I・O DATAのUSB-PDC2新宿のヨドバシカメラで1000円。しかしこれでインターネットウエブを見るには遅い!メールのやりとりぐらいかなと考えています。
とりあえず3項目について対応しました。あと、我が国水路協会の海図も入れてみたいと考えています。
ノートパソコンは固定する必要があります。 そこで、こんなマジックテープのバンドを木ねじで取り付けました。 |
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ノートパソコンをセットします。しっかりと固定し、動きません | |
使わないときはこのようにしてしまいます。 | |
Windows2000を立ち上げたところ | |
C-マップを起動しました。黒丸が自船の位置です。 | |
拡大した画面です。 | |
実際の画面。 | |
ハンディGPS のetrexをRS232Cケーブルで繋いでいます。 | |
インターネットメールはドコモの携帯を繋げてOK。しかし9000ボーは遅い! |
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完成 |